卵巣扁平上皮癌の方を対象とした治験のお知らせ
新潟大学では、卵巣扁平上皮癌に対して抗PD−1抗体であるペムブロリズマブが有効である可能性を報告しており(Tamura et al. Oncogene 2020)、この結果に基づいて、卵巣扁平上皮癌の方を対象とした医師主導治験を実施中です。
手術が困難な方や再発を認めた方に対して、ペムブロリズマブ療法の有効性と安全性を確認するための治験です。
詳細は以下のページをご覧ください。
https://jrct.mhlw.go.jp/latest-detail/jRCT2031220701
この治験はJGOG(婦人科悪性腫瘍研究機構)の「JGOG3029試験」として承認されています。 またAMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)の「革新的がん医療実用化研究事業」に採択されています。
https://www.amed.go.jp/koubo/15/01/1501C_00065.html
この治験は以下の施設で実施中です。
【治験実施医療機関:全国12施設】

【症例登録機関】
2023年5月~2025年10月末(予定)
【治験についての問い合わせ先】
新潟大学治験調整事務局 choseijimu_ctrc@nuh.niigata-u.ac.jp
025-368-9334
本治験への適格性やスケジュール等、ご不明な点がありましたら、いつでもご連絡下さい。
【治験への参加にあたりお願い】
本試験への参加前に保険診療にてがん遺伝子パネル検査(Foundation One CDx がんゲノムプロファイル検査)を受けていただく必要があります。卵巣扁平上皮癌は希少がんのため、診断後すぐに検査が可能です。がん遺伝子パネル検査は限られた施設でしか実施できないため、実施できない場合は、早めにご相談下さい。なお、腫瘍組織を用いての検査が必須となっておりますので
ご注意いただけますと幸いです。
がん遺伝子パネル検査の結果、TMB-High及びMSI-Highではなく、その他本治験の参加基準にあてはまる場合、本治験へご参加いただけます。

ご不明な点がありましたら、治験実施医療機関までお問い合わせください。