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不妊・内分泌外来からのお知らせ(先進医療「子宮内膜細菌叢検査1(EMMA/ALICE)」について)

当院が先進医療である「子宮内膜細菌叢検査1(EMMA/ALICE)」を施行可能な施設として承認されました。(2024年6月1日より)

・これまでの報告では慢性子宮内膜炎や子宮内膜細菌叢の異常は生殖補助医療を受けている方の約30%、さらに、反復着床不全および 不育症患者の約60%に達すると言われています。

・また、子宮内における乳酸桿菌(ラクトバチルス)の割合が90%以上存在する場合、妊娠率、妊娠継続率および生児出産率ともに高い割合を示すことが報告されています。

・子宮内膜細菌叢検査EMMA/ALICE検査)とは、次世代シーケンサーの技術を利用し、これまで無菌と考えられていたほど少ない量の子宮内膜細菌について詳細な測定し、子宮内が妊娠に適している状態かどうか細菌叢を検査する手段です。さらに慢性子宮内膜炎の原因となる細菌の特定をすることができ、治療に適した抗菌薬を選択することができます。この検査により、子宮内が妊娠適正な環境であるかどうかを判断し、妊娠に向かうことは着床率、継続妊娠率の向上と、流産率の低下が期待できます。

・子宮内膜細菌叢に異常がみられた方に対しては、乳酸桿菌(ラクトバチルス)製剤やラクトフェリンなどのサプリメントを提案させていただきます。

*本検査は先進医療のため、かかる費用は自己負担(自費)で55,601円です。それ以外の診察・検査等は保険診療となります。

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