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第8回新潟産婦人科若手医師セミナー 開催報告

2023年10月21日に新潟大学旭町キャンパスの新潟医療人育成センターで、新潟産婦人科若手医師セミナーが開催されました。今年も非常に盛況のうちに終わりましたので開催報告をさせていただきます。

今年で8回目の開催となる新潟産婦人科若手医師セミナーは、産婦人科に興味のある学生・研修医の皆さんを対象として、実際の産婦人科の手技を体験できるハンズオンセミナーや、産婦人科の若手医師からメッセージ、外部講師の先生のご講演、実際の入局後のキャリア形成についてなど、産婦人科医に興味をもっていただくための豊富なプログラムのセミナーです。例年、参加者の皆さんからは大変好評を頂いているセミナーです。

今年も、ハンズオンセミナーでは各種シュミレータや実際の超音波装置を用いて、実際の産婦人科手技を体験、練習していただきました。シュミレータは分娩モデル、帝王切開モデル、胎児超音波、会陰縫合、真皮縫合、腹腔鏡(剥離、結紮)と多くのセッションを用意しました。また、研修医は腹腔鏡のスーチャリング技術、学生は真皮縫合技術を競うセッションもありました。

各セッションの講師は若手産婦人科医師が行いました。いつもは教えられる側であることが多い若手医師が教える側で、学生・研修医の皆さんに実際の手技を教えていました。和気あいあいとした雰囲気の中でも、しっかりと指導しており、教えられる側も教える側も楽しんでいたようです。

若手医師からのメッセージでは、小林琢也先生と北上はるか先生にご講演いただきました。お二人の先生の生い立ちから産婦人科を目指すまで、実際に産婦人科医として働いてみての感想など、学年の近いリアルな内容の講演で産婦人科に興味のある学生、研修医の皆さんは熱心に聞いておられました。

特別講演では、富山県立中央病院の谷村悟先生をお招きしてご講演をいただきました。「産婦人科領域の謎を解く~伸びしろしか感じない~」という題名でご講演をいただきました。長年、産婦人科医として働かれた谷村先生からの産婦人科領域に対する幅広い内容の講演で、学生・研修医の皆さんのみならず、若手医師の先生もモチベーションを高めることができたと思います。

セミナーの後は、感染対策を行った上で食事会も行われ、交流を深めました。

参加していただいた学生・研修医の皆さん、講師の先生方、関係者の皆様に感謝申し上げます。

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