新潟大学医学部産科婦人科学教室

研修・入局案内

研修医の先生方へ

新潟大学産婦人科では、卒後臨床研修プログラムに沿って主に婦人科腫瘍、周産期および生殖内分泌の3つの部門を学んで頂きます。また分娩や手術、当直等にも積極的に参加し、いろいろな手技をなるべく早めにマスターできるようなプログラムを準備しています。さらに当教室では実際の研修が安心して行えるよう十分な給料の確保や仕事に熱中できる環境作りを心掛け実践しています。

また、当教室には他大学出身の先生も多数在籍しておりますが、出身大学の垣根を越えて、皆が女性の幸せに貢献するという同じ目標を持ちつつ、日々臨床・研究に従事しています。また国内・国外の学会や研究会にも積極的に参加し最新の知見・情報に触れることで、たくさんの知識を得てもらえるよう支援しています。

一方、全国的にみても産婦人科に占める女性医師の割合は年々増えています。女性医師の場合は、将来的に妊娠・出産・育児を考えている方がほとんどだと思いますが、当教室では妊娠・育児中の女性医師が就労を継続しやすい勤務体制を整え、キャリアが継続できるようバックアップしています。

そして何といっても新潟県には全国的に名の知れた日本酒が多数存在し、それを引き立てる美味しい料理も数多くあります。昼は一生懸命仕事をして、夜は極上のお酒と料理に舌鼓を打つ、そんな生活もここでは可能です。当教室の主任教授も大の日本酒ファンで、共に杯を傾けてくれる仲間を心待ちにしています。(アルコールが苦手な方ももちろん大歓迎です。)

このHPを見てくださった研修医の先生、ぜひ当教室で私たちと一緒に働いてみませんか?ご連絡お待ちしています!

平成30年4月から開始される「新潟大学産婦人科研修プログラム」募集について

新潟大学産婦人科では、産婦人科を志す臨床研修医の先生方を対象に、魅力ある「新潟大学産婦人科研修プログラム」を提案します。産婦人科専攻医として我々と一緒に、やりがいのある職場で研修しませんか?
専攻医登録に関するスケジュールは以下の通りです。専攻医研修をご希望の先生は、以下のアドレスまで連絡をお願い致します。

総括医長:生野 寿史(はいの かずふみ)haino730@med.niigata-u.ac.jp

対象者

原則として、医師臨床研修(国の医師臨床研修制度による)を平成30年3月末に修了予定の医師(臨床研修医)

今後のスケジュール

■平成29年10月10日~11月15日 一次登録期間
■平成29年11月16日~11月30日 一次登録確認期間
■平成29年12月1日~12月14日 一次採用期間
 →平成29年12月15日 一次採否結果通知
●平成29年12月16日~平成30年1月15日 二次登録
●平成30年1月16日~平成30年1月31日 二次登録確認期間
●平成30年2月1日~平成30年2月14日 二次採用期間
 →平成30年2月15日 二次採否結果通知

*詳細につきましては、日本専門医機構ホームページ(http://www.japan-senmon-i.jp/)および日本産科婦人科学会のホームページ(http://www.jsog.or.jp/)でも確認をお願い致します。

当院および新潟大学産婦人科での卒後研修カリキュラム

初期研修について

新潟大学医歯学総合病院では、新潟大学臨床研修病院群での卒後臨床研修プログラムとして以下の6つのコースが準備されています。

  • 自己設定研修プログラム
  • 必修重点研修プログラム
  • 専門重点研修プログラム
  • 産婦人科重点研修プログラム
  • 小児科重点研修プログラム
  • 大学病院重点研修プログラム

産婦人科重点研修プログラム以外の場合は、選択必修科目(2ヵ月以上,必修重点研修コースでは1ヵ月以上)あるいは外科系科目として産婦人科を選択して研修を行うことが可能です。

産婦人科重点研修プログラムの詳細

当教室では、我々と一緒に新潟県の産婦人科医療を支えかつ発展させていってくれる 有望な人材をリクルートすることを、教室員一丸となって取り組んでおります。
初期研修医の先生方に対しても、産婦人科の魅力をアピールし、産婦人科に興味を 持ってもらえるように努めております。
その一環として、新潟大学病院及び他の新潟大学関連病院に在籍する初期研修医の皆 様とは、 当教室主催で医局ガイダンス(=飲み会)をもち積極的に交流しております。
また、産婦人科関連の各種全国学会や日本産科婦人科学会主催で毎年8月に美ヶ原で 行われる産婦人科サマースクールなどにも 初期研修医の先生方に参加して頂いております。
(当然、新潟県外で初期研修をされている先生も当教室は大歓迎です。いつでもご連 絡ください。)
そのような中で、産婦人科を将来の専門として選択したい、新潟県で頑張ってみたい という希望をお持ちになられた先生方には、 我々の産科婦人科学教室に入って頂くかたちとなります。

後期研修について(卒後3年目以降)

入局後、最初の3ヵ月程度は大学での研修を行っています。大学病院の場合、産科病棟(総合周産期母子医療センターを含む)および婦人科病棟が完全に分かれており、それぞれ一つの診療科として日常の臨床診療を行っています。大学での研修期間については、それまでの研修内容や希望によって産科・婦人科の研修期間を相談させて頂くことも可能です。約3ヵ月間の大学病院研修後は、2年間程度、関連病院での研修を行っています。

研修指定病院での研修後は、日本産科婦人科学会専門医取得までの期間、産科・婦人科およびNICUでの研修を継続します。

入局後の研修プログラム

産婦人科専門医取得後のサブスペシャリティーについて

日本産科婦人科学会専門医取得後(卒後6年目以降)は、産婦人科臨床についてさらに広く修得することを目指します。多くの場合は、産科病棟と婦人科病棟勤務の双方を経験しながら、様々な症例について学んでいきます。この期間は、将来のサブスペシャリティー取得へ向けての重要な準備期間であり、日常臨床における疑問点からの臨床研究や様々な分野での基礎研究へ参加することも可能です。

産婦人科専門医取得後

当科で取得可能な専門医・認定医

  • 産婦人科専門医(日本産科婦人科学会)
  • 婦人科腫瘍専門医(日本婦人科腫瘍学会)
  • がん治療認定医(日本がん治療認定医機構)
  • 周産期(母体・胎児)専門医(日本周産期新生児医学会)
  • 生殖医療専門医(日本生殖医学会)
  • 臨床遺伝専門医(日本人類遺伝学会,日本遺伝カウンセリング学会)
  • 内視鏡技術認定医(日本産科婦人科内視鏡学会)
  • 超音波専門医(日本超音波医学会)
  • 細胞診専門医(日本臨床細胞学会)

など

レジデントの声

  • レジデント

    大島 彩恵子 (平成24年度卒)

    出身地

    新潟県長岡市

    卒業大学

    新潟大学

    産婦人科を選んだ理由

    目標となる素晴らしい先生が多かったから

    産婦人科研修をした病院

    県立新発田病院(研修医)→新潟大学付属医歯学総合病院

    産婦人科研修に対する感想

    県立新発田病院では基本予定・緊急手術は第一助手で参加できるので、手術に意欲的に向き合えてよい。大学病院では市中病院ではなかなか見られない稀な症例を学べて良い。多くの先生がいらっしゃるのでひとつの事にもいろいろな意見を聞けて良い。どちらもお産の件数が少なかったのでお産の経験が少ない。

    学会演題

    再発子宮頚癌における抗癌剤感受性とPlatinum-free intervalとの相関

  • レジデント

    君島 世理 (平成24年度卒)

    出身地

    群馬県

    卒業大学

    新潟大学

    産婦人科を選んだ理由

    自分が女性であることを生かせる科であると思ったこと、内科的治療から外科的治療まで幅広く行うことのできる科であることに魅力を感じたから。

    産婦人科研修をした病院

    済生会横浜市東部病院

    産婦人科研修に対する感想

    【よかったこと】症例が豊富であり、産科、婦人科(良性から悪性まで)、生殖医療と幅広く経験することができたこと。NICUも研修 して両方の立場から周産期医療をみることができたこと。

    学会演題

    なし

  • レジデント

    風間 絵里菜 (平成24年度卒)

    出身地

    新潟県

    卒業大学

    旭川医科大学

    産婦人科を選んだ理由

    忙しい中で、産婦人科の先生方がどの科よりも一番、生き生きと仕事をされていたこと、周産期、不妊、腫瘍、女性医学といったいろいろな分野があるので、様々な悩みに対応できる科であると同時に、専門性の選択肢が幅広いこと一生懸命産声を上げている姿、妊婦さんがお産を心待ちにしている姿、その傍らで家族に見守られながらひっそりと息を引き取る姿…いろいろな姿があり、人生の様々な瞬間に立ち会うことができること。
    これらも含めて、なにより自分の性に合っていたことが大きいかと思います。

    産婦人科研修をした病院

    長岡中央綜合病院

    産婦人科研修に対する感想

    【良かった点】万全のバックアップ体制で手術、外来、病棟管理、発表と多くの経験を積ませていただきました。指導医の先生方、経験豊富な助産師さん、患者様から様々なことを教えていただき、育てていただいたことに感謝しています。
    初期研修医が行うあらゆる処置・検査で患者様が心からの笑顔になるのは、妊婦健診の超音波検査だけなのではないかと思います。多くの笑顔に日々元気をもらっていました。

    【悪かった点】研修にのめりこみ過ぎて、それまでで研修した他科のサマリーをため込んでしまいました!すみません。

    学会演題

    当院で広汎子宮頸部摘出術を施行した6例に対する後方視的検討

  • レジデント

    明石 英彦 (平成25年卒)

    出身地

    新潟県

    卒業大学

    新潟大学

    産婦人科を選んだ理由

    周産期、腫瘍や不妊治療など幅広い分野を学べることに魅力を感じたから。

    産婦人科研修をした病院

    立川綜合病院→新潟大学医歯学総合病院→済生会川口総合病院→長岡赤十字病院

    産婦人科研修に対する感想

    婦人科は良性疾患から悪性疾患まで、周産期も経腟分娩、帝王切開など幅広く経験でき充実した日々を送っています。研修医の時から積極的に手術に参加でき、手技を学べるのも産婦人科の良い点だと感じます。

    学会演題

    当科における未熟奇形腫の臨床的検討
    異所性妊娠に対するメソトレキセート療法の後方視的検討

  • レジデント

    日向 妙子 (平成25年卒)

    出身地

    神奈川県

    卒業大学

    帝京大学

    産婦人科を選んだ理由

    元々は学生時代にお産を見学して感動したことがきっかけです。色々な科がある中で唯一おめでとうございます!と言える科です。実際には周産期だけではなく、腫瘍、生殖内分泌など幅広い分野があってとても魅力的でした。女性のライフステージ全部をサポートできる、強い味方になりたいと思いました。

    産婦人科研修をした病院

    新潟大学医歯学総合病院→新潟市民病院→県立がんセンター新潟病院

    産婦人科研修に対する感想

    研修中、出産をし産休明けで復帰しました。医局の先生方や、家族の支えがあり何とかフルタイムで復帰しています。妊娠出産を体験してより妊婦さんの気持ちが理解できるようになったと思います。現在は婦人科を中心に勉強する日々ですが、最先端の治験や臨床試験に関わることができ、evidenceが作られていく様子がとても興味深いです。

    学会演題

    術後リンパ嚢胞の感染から腸腰筋膿瘍を発症し治療に苦慮した2例
    妊娠中の広汎子宮頸部摘出術施行例における周産期予後に関する検討

  • レジデント

    堀内 綾乃 (平成25年卒)

    出身地

    新潟県

    卒業大学

    新潟大学

    産婦人科を選んだ理由

    先生方がいきいきと仕事されている雰囲気を感じ、憧れたのが一番の理由です。また、様々な働き方をされている女医の先輩方がいらっしゃったので、将来がどのような形になっても、状況に合わせてやっていけそうだと思いました。

    産婦人科研修をした病院

    長岡中央綜合病院→大学病院→済生会新潟第二病院→上越総合病院

    産婦人科研修に対する感想

    どの病院も充実した研修ができ、少しずつやり方が違うので勉強になります。産婦人科には様々な分野があるので勉強することは多いですが、切り替えながら仕事ができるので自分に合ってると思っています。

    学会演題

    当科における静脈血栓塞栓症合併妊娠例の検討(大学病院)

  • レジデント

    齋藤 強太 (平成26年卒)

    出身地

    埼玉県

    卒業大学

    新潟大学

    産婦人科を選んだ理由

    研修医時代にローテートした産婦人科で学生時代からの先輩の後をついてまわっているうちに、産婦人科の素晴らしさ、やりがいを感じて産婦人科医療に携わりたいと思いました。産婦人科は非常に幅広い分野が広がっており、日々ダイナミックなことが起こる科だと思います。特に、産科では、生命の誕生の瞬間に立ち会えること。その際、目の前にあるこれからの命に医師として向かい合えることの素晴らしさを感じました。なにより仕事をしていて楽しかったです。

    産婦人科研修をした病院

    長岡赤十字病院→新潟大学医歯学総合病院→長岡中央総合病院

    産婦人科研修に対する感想

    【良かった点】
    丁寧に指導、サポートしてくださる先生方の元で日々新たな手技や知識を吸収できたこと。またその知識、手技がすぐに日々の診療に活かせることも非常にやりがいを感じることができました。日々、充実していて楽しいです。
    【悪かった点】
    たまに疲れます。

    学会演題

    出生前診断を行ったPallister-Killian症候群の1例
    妊娠前半期に胎児診断されたCystic hygroma 67例に関する検討

  • レジデント

    春谷 千智 (平成27年卒)

    出身地

    新潟県

    卒業大学

    山形大学

    産婦人科を選んだ理由

    腹腔鏡手術に興味があった&自分の性格に合ってるような気がしたから。

    産婦人科研修をした病院

    長岡中央綜合病院→魚沼基幹病院

    産婦人科研修に対する感想

    先生方が熱心に指導してくださり、毎日充実しています。

    学会演題

    なし

  • レジデント

    木谷 洋平 (平成27年卒)

    出身地

    静岡県

    卒業大学

    新潟大学

    産婦人科を選んだ理由

    手術をやりたかったので、外科系の科の中から選びました。産婦人科は、腹式、腟式、腹腔鏡、子宮鏡、そして今後はロボット手術など様々な手術があるため、やりがいがあると思いました。また分野としても、周産期や腫瘍、生殖内分泌など多様であり、それぞれの分野で先生方が活躍していることが魅力的でした。

    産婦人科研修をした病院

    済生会新潟第二病院→新潟大学医歯学総合病院

    産婦人科研修に対する感想

    どの先生方も知識や手技を積極的に教えて下さるため、日々成長を実感できて充実感があります。

    学会演題

    なし

  • レジデント

    高橋 宏太朗 (平成27年卒)

    出身地

    新潟県

    卒業大学

    新潟大学

    産婦人科を選んだ理由

    ・もともと家族ドラマに心動かされることが多かった。産婦人科研修中、様々な感動の瞬間、あるいは悲しみの瞬間に立ち会った。そういった場面に今後も立ち会いたいという気持ちと、よりよくできるようお手伝いしたいという気持ちがあったから。
    ・手技も多く、診療も幅広いため、研修をしていて楽しかったから。

    産婦人科研修をした病院

    新潟市民病院→新潟大学医歯学総合病院

    産婦人科研修に対する感想

    【良かった点】
    感動の瞬間に立ち会える。幅広く、学ぶことがたくさんあり、やりがいがある。毎日充実していて、新しい発見がある。手技が多くて楽しい。先生方が熱心に指導くださる。
    【悪かった点】
    幅広く充実しすぎて消化不良になることがある。

    学会演題

    円錐切除術後の頚管狭窄により分娩進行停止の適応で緊急帝王切開術を施行した1例

  • レジデント

    奈良本 葉月 (平成27年卒)

    出身地

    新潟県

    卒業大学

    新潟大学

    産婦人科を選んだ理由

    学生時代見学した経膣分娩に感銘を受けて。また自分自身が妊娠出産を経験し、生命の誕生と女性の人生に寄り添う診療科としての産婦人科に更に一層魅力を感じました。

    産婦人科研修をした病院

    上越総合病院

    産婦人科研修に対する感想

    沢山の様々なお産を経験することができ、素敵な先生方から多くを教えていただきました(が、まだまだ未熟なので精進します 頑張ります)。

    学会演題

    なし

後期研修について

後期研修の様子

厚生連長岡中央綜合病院にて後期研修をして1年がたちます。この病院には、自分もこんな風になりたいと思えるような先生方ばかりでした。先生方のフットワークは軽く、ただでさえ忙しいのに、わからない事だらけの私に時間をとって熱心に指導して下さいました。

長岡中央綜合病院では実践的な経験もしっかりと積めます。2014年7月から2015年7月までで経験したおおまかな症例数を下記に挙げます。

<産科>
  • 立ち会った分娩数:309件 (うち帝王切開術68件)
<婦人科>
  • 広範子宮全摘術(第一助手):2件
  • 準広汎子宮全摘術(第一助手):2件
  • 腹式子宮全摘術:34件
  • 筋腫核出術:16件
  • 膣式子宮全摘術:9件
  • 付属器摘出術:29件
  • 卵巣腫瘍核出術:16件
  • 円錐切除術:12件
  • 子宮脱手術:12件

等です。全く型どおりに進行する手術もあれば、もちろん手術を困難にする要因にも多々出会いました。その時の解決法・考え方を教えてもらったと思います。何をもって手術が上達したかを計るのは難しいですが、まずは出血量、そして手術時間を念頭におき日々鍛錬させて頂きました。  これから様々な病院でのやり方を学び、いろいろな思考過程を今の自分に上乗せしていくのだと思いますが、その中で自分なりの正しい方針にいきついて、実際の臨床に生かしていければなと思います。

日々の仕事の合間には、もちろん休養もしっかりとらせて頂いており、リフレッシュできる良い所です。

連休には、かつて長岡中央綜合病院で共に勤務し、佐渡綜合病院へ異動になった先輩のもとへ先生方と一緒に遊びに行きました(写真-1.2.3)。夏休みにはハワイに行けるほどの連休をもらえます。

病棟スタッフとの連携は昼も夜もしっかりとれており、2014年12月の忘年会では、師長さんも含め、新人達で妖怪ウォッチを猛特訓しました(写真-4.5)。

長岡は、日赤・立川・中央と3病院が近いので、同期とも交流しやすく、各病院の情報交換もできるのも新鮮です(写真-6)。

多くの人に支えていただきながら、楽しく後期研修をさせていただいています。