新潟大学医学部産科婦人科学教室

産科のご案内

診療・治療概要

当院は2010年4月に、総合周産期母子医療センターを開設しました。今まで周産母子センターのあった西病棟5階の一部を改修し、新生児集中治療室(NICU)9床、新生児後方病室(GCU)12床、および母体・胎児集中治療管理室(MFICU)6床を整備しました。その他、一般病床が計17床あります。MFICUは産科医が担当しています。NICUは小児科の新生児を専門領域とする医師が中心となって担当していますが産科医も所属し診療にあたっています。このため、産科とNICUの緊密な連携のもと、周産期の診療が行われています。

分娩数・帝王切開数、多胎数の推移について

当院の特色としては、ハイリスク妊娠症例を多く管理しており、それに伴い帝王切開率が比較的高いことが特徴ですが、帝王切開率はこの5年間で2013年の43%をピークに徐々に減少してきております。(図1)

図1 当科における分娩数・帝王切開術数、多胎数の推移

早産・低出生体重児について

ハイリスク妊娠症例を多く管理していることから、分娩に関しては、早産(妊娠22週から妊娠36週までの分娩)や低出生体重児症例(出生時体重2500g未満)を多く管理しています。(図2, 3)

図2 2015年 分娩週数別に見た当院出生児数
図3 2015年 出生時体重別に見た当院出生児数

先天異常児について

妊娠中胎児に異常が認められた症例の分娩も多数取り扱い、また出生したお子様はNICUで管理されています。主なものは、心臓異常(30例)、泌尿器系異常(17例)、中枢神経系異常(10例)、染色体異常(8例)、消化管・腹壁異常(7例)、口唇口蓋裂(7例)、横隔膜ヘルニア(5例)などです(図4、2015年実績)。

図4 2015年 当院出生児の先天異常例(重複あり)